天才棋士の研究は、盤外の広範囲にまで及んでいた。藤井聡太王位・棋聖(19)がプロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の動画に出演。リーダーを務めるチーム藤井のメンバー伊藤匠四段(18)、高見泰地七段(28)と和気藹々とした雰囲気で収録を進める中、将棋めしの話題になった際に周囲も驚くコメント。なんと伊藤四段の昼食までチェックしていた。
【動画】藤井聡太王位・棋聖、伊藤匠四段の昼食までチェック済み
3人は本戦トーナメントに向けてさらに結束力を高めようと、藤井王位・棋聖がMC、伊藤四段と高見七段がディベートで対決するという動画の企画に挑戦。様々なテーマについて討論が行われたが、中でも盛り上がったのが「将棋めし」だった。高見七段が洋食の「ル・キャレ」、伊藤四段は「鳩やぐら」の魅力をアピールしていた。ここでふと藤井王位・棋聖から、伊藤四段に関西に遠征に来た際に何を食べるかという質問が飛んだ。「木曜日だったので『内山田』のハンバーグと、『こがらや』さんのカレーうどんを頼みました」と答えた伊藤四段に対し、藤井王位・棋聖からまさかの追撃が飛んできた。
藤井王位・棋聖 確かハンバーグ、ダブルで頼まれてましたよね。自分はダブルで頼んだことがないので、その勢いをもらえたらなと思います。
これには伊藤四段も「よく見られていますね」と苦笑い。つまり、藤井王位・棋聖は、答え自体は知っていながらも、同学年である伊藤四段にトークの機会をMCとして振り、さらにはダブルで注文するという“隠れ大食い”というエピソードまで追加して、話題を広げることに成功したのだった。
公式戦だけでも、移動を伴うタイトル戦など、超多忙な日々を送っている藤井王位・棋聖だが、移動中には棋譜の中継サービスなどを利用し、各棋士の戦いぶりや、将棋めしなどもチェックしている。日頃の“研究”の成果が、思わぬところで披露されることになった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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