【米大リーグ】エンゼルス－ヤンキース（8月30日・日本時間31日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルス大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、5回無死からの第3打席で飛距離131メートルに達する特大の42号ホームランを放った。熾烈な本塁打王争いで猛追してきたゲレロJr.（ブルージェイズ）、ペレス（ロイヤルズ）に再び4本差をつける両リーグトップの価値ある一発。本人も会心の当たりだったためか、お得意の「確信歩き」で夜空に高々と上がった打球を見上げると、これが現地中継でのスロー映像に。ファンからは「これを待っていた」「素晴らしい！」と絶賛の声が相次いだ。
本塁打王争いトップを走る大谷だが、8月は苦戦。月間打率も2割そこそこで、直近7試合では1割台まで低迷していた。さらに28日（同29日）の試合では、相手投手の150キロの速球を、ダイレクトに右手首に受けるアクシデント。幸い骨折などには至らなかったものの、31日（同9月1日）に予定されていた先発登板を回避し、この日の試合も痛みに耐えながらの出場になっていた。
第1打席、第2打席と見逃し三振に倒れていた大谷だが、ここから奮起。相手投手が、かつての同僚ヒーニーにかわると、甘く入ってきた変化球を完璧にとらえ、打球はライトスタンド深くまで飛んでいく打球速度180キロ、飛距離131メートルの豪快弾。打った瞬間それとわかる打球で、本人は確信歩き、球場のファンは大歓声で総立ち、という状態になった。
この本塁打の余韻をさらに楽しめたのが現地中継のスロー映像。42号のインパクトの瞬間から確信歩きに至るまでを、じっくりと見られるようにアップの映像が流されたが、もはや映画などの映像作品にも見えるようなシーンに。ファンからは「やっぱこの確信歩きよ」「やっぱり大谷翔平最高かっこいい大好き」「大谷最強！！」と、絶賛の声が止むことはなかった。今季、残り30試合程度でどこまで確信歩きが見られるか。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
