【米大リーグ】エンゼルス6-4ヤンキース(8月31日・日本時間9月1日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手がヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。2打数無安打、2四球と快音こそ聞かれなかったが、ホームスチールを含む2盗塁、2得点の活躍でチームの勝利に貢献した。同試合の7回、ヤンキースのサードを守るルグネッド・オドルが、ファウルフライを追ってエンゼルスのベンチに飛び込むハッスルプレーを披露。勢い余って転倒しそうになるも、エンゼルスのコーチが咄嗟に抱きかかえて危機を脱するシーンがあり、敵味方の垣根を超えたやりとりがファンの注目を集めた。
7回、エンゼルスは先頭のラガレスがサード方向にファウルフライを打ち上げる。落下点を三塁側のベンチ付近と見定めたオドルは懸命に打球を追いかけ、防球用の柵に手をかけながらアクロバティックな体勢でグラブを伸ばした。しかしこの熱いプレーも実らず、ボールはグラブをかすめて落下。さらに左足を大きく上げていたことでバランスを崩し、そのままエンゼルスの選手やコーチ陣が待つベンチの中に突入してしまった。
あわや転倒かというシーンだったが、オドルが突っ込んできた階段付近で戦況を見つめていたベンチコーチのマイク・ガイエゴが“緩衝材”の役割を担った。オドルの全力プレーを邪魔することなく、バランスを崩したと見るやハグをするように優しく受け止めて危機を回避。無事に守備位置に戻ったオドルはニッコリと笑顔を浮かべ、それに釣られてガイエゴが照れくさそうに微笑む姿が中継のカメラに抜かれた。
ABEMAの実況を担当した上野智広アナが「お互いに苦笑い、という感じの2人です」と状況を伝えると、視聴者コメント欄にも「ニコニコでワロタ」「ニヤニヤがとまらない」「イチャイチャ」「なにかが始まりそう」「おじさんずラブ」「出会い系フライ」「乙女の笑顔やん」など冷やかしの声が続出。試合中であることを忘れさせるような微笑ましい一幕に、ファンの心もホッコリと温まったようだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧