やっぱり締めは“強いおじさん”木村一基九段、意地の勝利でチームは決勝進出決定/将棋・ABEMAトーナメント

 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝第1試合、チーム永瀬とチーム木村の対戦が9月4日に生放送され、第8局でチーム木村のリーダー・木村一基九段(48)がチーム永瀬・増田康宏六段(23)に152手で勝利した。これによりスコア5-3でチーム木村は、決勝進出が決定。連覇を目指してチーム永瀬は、決勝を前に姿を消すことになった。

【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム永瀬VSチーム木村

 最後はベテランの意地が若手の勢いを上回った。2回戦までに今大会7勝1敗と驚きの強さを誇っていた木村九段だが、この日は一転して2連敗。すると対局前のオーダー会議では「私が行きます。決めたから」と出場を直訴。強い気持ちを持ってこの一局に臨んでいた。

 後手番から増田六段の角換わりを受けたところ、普段は受け将棋ながら本局では序盤から積極的な姿勢を見せることに。ただ「作戦自体は失敗でした」と悩ましい進行となった。ただ逆襲のタイミングをうまく掴むと、中盤からはペースを握り、そこからはベテランらしく落ち着いた指し回しでその差を拡大。「反撃がうまくいったのは運がよかったです」と謙遜したが、プレッシャーのかかる一局できっちり仕事を果たす地力をここで見せた。

 ファンからは「理想の上司」とも呼ばれ始めている木村九段が締めの1勝でチームは決勝進出。チーム藤井とチーム菅井の勝者を待ち受けることになったが、どちらが勝ち上がってきても、今のチーム木村であれば好勝負を繰り広げることは間違いがない。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム永瀬VSチーム木村
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第69期 王座戦 五番勝負 第二局 永瀬拓矢王座 対 木村一基九段
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