将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が9月10日に行われ、阿部光瑠六段(26)が横山泰明七段(40)に千日手、指し直しの末に87手で勝利した。これにより阿部六段は、二次予選進出を決めた。
横山七段の先手で始まった一局は、横山七段の居飛車、阿部六段の三間飛車という対抗形でスタート。横山七段がやや有利といった形勢で終盤に突入するところだったが、92手目で千日手が成立。横山七段は持ち時間残り55秒、阿部六段は13分40秒という状況から指し直しになった。
先後入れ替わったものの、またも横山七段・居飛車、阿部六段・三間飛車の将棋になると、中盤までは互角だったが、阿部六段の中央突破が成功。攻めを切らすことなく、快勝を収めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太王位・棋聖が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)