<大相撲九月場所>◇二日目◇13日◇東京・両国国技館
前頭七枚目・照強(伊勢ヶ濱)と前頭六枚目・宇良(木瀬)の一番は、照強の強烈な張り手が飛び交い、そのたびに場内がどよめく激闘となった。最後は照強にはたき込まれて土俵下に転落し、2敗目を喫した宇良の鼻からは鮮血が。その後、土俵に上がる際に足元はおぼつかず、土俵に手をつき、ようやく土俵に上がった宇良は痛みと悔しさをこらえて“キチっと”一礼。その様子に一部のファンからは「本当に素晴らしい」と宇良の振る舞いを称賛する声が聞かれた。
立ち合い頭から激しく激突した両者。「ゴツン」という鈍い音が館内に響くと、そこから照強が一気呵成に左、右、右と続けざまに強烈な張り手を連打。バチン、バチンという音が響くたびに、客席からは何度もどよめきが上がった。
最後は照強が土俵際ではたき込みを決め、今場所初白星となる1勝目を挙げると、土俵下に転落した宇良の鼻からは出血が。苦痛に顔を歪める宇良は土俵に上がる際に手をつき、よろめきながら土俵上へ。その後、照強と向き合って一礼、さらに深々と頭を下げるとざわつきが収まらない館内からは拍手が起こった。
ABEMAで解説を務めた高橋大輔アナが思わず「右フック」と声を上げた強烈な張り手について元横綱・大乃国の芝田山親方は「照強の気迫を感じました。相手をただ叩きにいっているのではなくて、なんとかしてやろうと」と切り出すと、宇良が立ち合いの際に仕切り線から下がって立ったことを指摘。「受け身の形になりましたよね」と敗因を解説した。
激しい一番を見たファンからは「右フックやばい」「スゲー音してた」「血だらけだ…」「大丈夫?」など、驚きと心配の声が寄せられたが、勝負が決した後、痛みと悔しさをこらえてキチっと一礼をし、土俵を降りた宇良の振る舞いに対して「本当に素晴らしい」など称賛の声も寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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