藤井聡太三冠、タイトル防衛戦で思わぬ注目ポイント 深浦康市九段「駒箱を両手でしまっていた。ダブルハンドです」
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 史上最年少での三冠を達成し、またしても日本中の将棋ファンの心を踊らせた藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)。早くも10月には、最年少での四冠をかけて、豊島将之竜王(31)との七番勝負が控えるなど、まだまだこの盛り上がりは収まる様子がない。対局の勝敗、記録だけでなく、その所作や食事に至るまで、あらゆるところに視線が注がれている。この藤井三冠をくまなくチェックしているのは、何もファンだけではない。深浦康市九段(49)は、藤井三冠がタイトル防衛戦に臨んだ際、実に細かいポイントを発見し「一人で悶えていました」というから驚きだ。

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 深浦九段は、最後まで勝負を諦めない粘り強さが持ち味の棋士で、藤井三冠には公式戦で2勝1敗と勝ち越している数少ない棋士でもある。また解説を務める際には、細部に渡り目を配り、時にはユーモア溢れるコメントでファンだけでなく、聞き手の女流棋士を爆笑の渦へと誘うこともある。過去に、藤井三冠が対局室に持ち込んでいるバッグが「ゾウさんに見える」とコメントし周囲を大笑いさせたことは、ファンの間でも有名な話だ。

 深浦九段は、藤井三冠が偉業を達成した9月13日の叡王戦五番勝負の第5局を解説。藤井三冠の姉弟子である室田伊緒女流女流二段(32)を聞き手に、その様子を見守っていた。すると、ふと思い出したのか「王位戦の第5局の立会人をさせていただいた」と、藤井三冠が防衛を目指して戦ったお~いお茶杯王位戦七番勝負の第5局について語り出した。

 タイトル戦は、棋士の序列ではなく、そのタイトルの現保持者が上座に座り、駒箱を開ける、片付けるなどを行う。「藤井さんがタイトル保持者として駒箱を空けて、という所作を初めて(生で)見た」と切り出すと、続いて「駒を並べて、最後に余った歩を駒箱に入れて、盤の下にしまうじゃないですか。普通は片手ですーっと入れるんですが、藤井さんは両手でしまっていたんです」と力説。「そういう棋士を初めて見ました。ダブルハンドですよ。『やられたな』と一人で悶えてました」と、その所作に心を射抜かれたと告白した。

 この細かすぎる“深浦チェック”に、中継を見ていたファンからも、続々と反応が寄せられることに。「ダブルハンドw」「悶えてたw」「両手で押し込むよね」「両手は難易度高いよ」と、藤井三冠の丁寧でかわいらしい所作だけでなく、深浦九段のリアクションに対しても言葉が飛び交っていた。この調子であれば、深浦九段がさらなる“萌えポイント”を発見するのも、時間の問題だ。

ABEMA/将棋チャンネルより)

藤井聡太三冠の手元
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藤井聡太三冠、誕生の瞬間
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お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム藤井VSチーム木村
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藤井聡太三冠、タイトル防衛戦で思わぬ注目ポイント 深浦康市九段「駒箱を両手でしまっていた。ダブルハンドです」