18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・決勝戦で、フランクフルトがPK戦の末にレンジャーズを下した。長谷部誠と鎌田大地は、日本人選手として20年ぶりとなる快挙を成し遂げている。
フランクフルトは57分にレンジャーズに先制を許すも、69分に反撃。セルビア代表MFフィリップ・コスティッチのクロスボールをコロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレがダイレクトで沈め、同点に追いついた。試合は120分間でも決着がつかない死闘となったものの、PK戦で5人全員がPKを成功させたフランクフルトが、42シーズンぶり2度目となるヨーロッパのカップ戦タイトルを獲得した。
鎌田は120分間フル出場し、3人目のPKキッカーを務めて見事に成功。長谷部誠は58分からピッチに立ち、キャプテンマークを巻いてチームに安定感をもたらした。
日本人選手としてEL優勝を経験するのは20年ぶりの快挙だ。2001-02シーズンに小野伸二がフェイエノールトの一員として、ELの前身大会・UEFAカップを勝ち取って以来のこととなる。
フランクフルトは今シーズンのブンデスリーガを11位でフィニッシュしていた。今回のEL制覇により、来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にしている。