日本サッカー協会(JFA)は5月20日、ブラジル戦など6月シリーズの4連戦に臨む日本代表メンバー28名を発表。会見にて森保一監督が、DF伊藤洋輝を初招集して理由を述べた。

 伊藤は昨夏、ジュビロ磐田からレンタル移籍でドイツ1部のシュツットガルトに加入。在籍1年目から主に3バックの左CBとしてレギュラーに定着し、今季は公式戦31試合に出場。最終節のケルン戦(〇2-1)では、遠藤航の劇的な決勝ゴールをアシストするなど、1部残留に大きく貢献した。

 A代表へは初招集となった伊藤について、森保監督は攻守に躍動する所属チームでのプレーに触れ、期待を語った。
 
「今年はシュツットガルトでシーズンと通してディフェンダーのポジションで出続けた。守備で屈強な相手を止めながも、攻撃でも彼の良さを出して、チームの攻撃の起点にもなれる選手。(日本代表でも)活躍して欲しいと思っています」

 森保監督は、2018年1月に行なわれたU-23アジア選手権の際、当時率いていた東京五輪世代のU-23代表に伊藤を招集していた。当時と比較し、「そのときに比べると守備力が格段に上がった」と評価した。

 森保ジャパンは、2日にパラグアイ(札幌ドーム)、6日にブラジル(国立競技場)、10日にガーナ(ノエビアスタジアム神戸)、14日にはチリまたはチュニジア(パナソニックスタジアム吹田)と対戦。ついにA代表へ名を連ねた23歳の活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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