来季のブンデスリーガ残留を決めたシュツットガルトは20日、ジュビロ磐田からレンタル移籍中の日本代表DF伊藤洋輝の買取オプションを行使し、完全移籍で加入することを発表。契約期間は2025年6月までとなっている。

 昨年6月に磐田からシュツットガルトへ期限付き移籍を果たした伊藤は今季、ブンデスリーガで29試合に出場するなど、レギュラーとして活躍。最終節のケルン戦では決勝点にも絡むなど、チームの逆転残留にも貢献し、6月に行われる日本代表戦のメンバーにも初招集された。

 シュツットガルトのスヴェン・ミスリンタットSDは、「ヒロキはここ数カ月で、新しい環境に適応し、日本の2部リーグからブンデスリーガへと飛躍した。彼の能力とそのキャラクターは、我々のチームにとって貴重な存在であり、買取オプションの行使は非常に早い段階から決まっていた。今後もシュツットガルトのユニフォームに袖を通してくれることを嬉しく思う」とコメントし、伊藤の完全移籍を喜んだ。

 また、伊藤は磐田の公式サイトを通じて完全移籍を報告しつつ、「これからも厳しい環境に身を置き、更にレベルの高いプレーヤーへと成長できるよう頑張ります」とコメント。今後に向けた意気込みとファンへの感謝を述べている。

▼ 伊藤洋輝コメント
この度、VfBシュトゥットガルトへと完全移籍することになりました。
昨年、ジュビロ磐田での最後の試合でエコパスタジアムに掲げていただいた言葉を胸に一年間戦ってきました。チームとしては苦しいシーズンでしたが、なんとか残留することができました。
これからも厳しい環境に身を置き、更にレベルの高いプレーヤーへと成長できるよう頑張ります。
これまでサポートいただいた皆様、ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。

【動画】今季を振り返りファンへの感謝を語る伊藤洋輝