日本サッカー協会は5月20日、4試合を戦う6月シリーズに臨む日本代表メンバー28人を発表した。

 古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介の日本人4選手が所属するセルティックからは、古橋と前田が招集されたものの、3月シリーズにメンバー入りした旗手は選外となった。

 これに早速反応したのがスコットランドを拠点とする英国紙『Daily Record』だ。「セルティックのMF旗手は日本代表から外された。猛烈なシーズンの後、彼に息抜きをするチャンスを与えたのだ」と綴り、こう続けている、
 
「1月に川崎フロンターレからやって来たMFは、ハーツとレンジャーズ戦でゴールを決めて、パークヘッドに即座にインパクトを与えた。しかし、タイトルを獲得したJリーグのシーズンを終えた後に加入したため、最終盤は鋭さを欠いるように見えた」

 同紙は「24歳の彼は以前、セルティックで疲れを感じていると告白したが、スコットランド・リーグのタイトルを獲得後、今年の夏に適切な息抜きをする予定だ」と伝えている。

「日本のボス、森保一監督は、スコットランドでの英雄的パフォーマンスを受けて、キリンカップのチームに前田と古橋をセレクトした。しかし、旗手の場所はなかった。それは、アンジェ・ポステコグルー監督にとって大きな後押しとなる可能性がある」

 Jリーグを終えた後、ほとんど休みなくセルティックに移籍し、疲れが見え始めていた旗手の招集外をポジティブに受け止めているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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