日本代表を率いる森保一監督が1日、翌日に行われる『キリンチャレンジカップ2022』のパラグアイ代表戦に向けた公式会見に出席し、今回の代表ウィークに行われる4連戦へ向けた意気込みなどを語った。
森保監督は冒頭、「最終予選を終えた後の最初の試合になる。最終予選で出てきた成果と課題を整理しながら、ワールドカップ(W杯)に向けて個の力とチーム力を上げていけるように、目の前の一戦で勝利を目指し、次につながる内容ある試合にしていきたい」とコメント。
今回の4連戦に関しては、「この4試合をワールドカップに向かっていく中で、グループリーグ、決勝トーナメントというシミュレーションをチームとしてやっていきたい」と述べ、パラグアイ戦、ブラジル戦を含めて「できるだけ多くの選手を使いながら、システム等々、状況を見ながら試していきたい」と主張。その一方で、「試すことをやりながら、一戦一戦、勝利を目指しながら戦うこと、代表としての責任を考えながら臨みたい」とも語り、結果にもこだわる姿勢を示した。
気になる選手たちのコンディションに関しては、「海外組はオフ明けの状態で練習をしてきていて、昨日今日で合流した選手もいる。国内組の選手たちもギリギリまでリーグ戦を行っての参加。ブラジル戦に最終予選を戦った選手たちを起用していこうと思っているが、状況を見て決めようと思います」と述べ、2日に行われるパラグアイ戦には控えメンバーを中心に臨む考えも示した。
また、システムに関しては、最終予選終盤の「4-1-4-1」を軸としつつ、状況に合わせて「4-2-3-1」や「3バック」などのオプションも試していく考えがあることも明かした。W杯に向けた最後のアピールの場になると考えられている今回の4連戦。W杯に向けた準備と共に、メンバー入りに向けた熾烈なアピール合戦にも注目だ。日本対パラグアイの一戦は、札幌ドームにて6月2日(木)19時キックオフ。試合はフジテレビ系列で生中継される。