昨日、パリで行われたFIFAの年間表彰「The Best」。2022年度の年間最優秀監督に選ばれたのは、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督だった。

アルゼンチンは昨年末のワールドカップで36年ぶりの優勝を果たしたが、指揮官が選手たちを叱り飛ばすこともあったようだ。

優勝メンバーのひとりであるロドリゴ・デパウルが『TyC Sports』でこう話していた。

「クロアチアのことを悪く言うつもりはないが、俺たちにとって準決勝でブラジルと対戦するのは…出場停止に退場など精神的にかなり消耗していたかもしれない。

だから、優勝候補のひとつが敗退したのは、俺たちにとって間違いなく良いことだった。優勝候補の2番手を“解き放った”のさ。

誰が最後のPKを外したか分からないが、俺たちは叫び、『行くぞ』って話していた。

すると、監督が激怒しながらやってきて、俺たちをひどく叱りつけたんだ。

『何を祝ってるんだ?いまは試合で勝ちにいかなければいけないんだぞ』ってね。

結局はそれで目が覚めたというか、さらにモチベーションになった。

(スカローニはわざとそうしたのか?)

彼は非常に知的だからね。お祝いしていると気が抜けたプレーになると考えたのかもしれない」

ブラジルはクロアチアとの準々決勝でPK戦の末に敗退。

アルゼンチンはその直後にオランダとの準決勝を控えていたが、選手たちはロッカールームで試合を見ていたそうで、ライバルの敗退に歓喜していたとか。

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だが、スカローニ監督はそれに激怒して、目の前の試合に集中しろと叱り飛ばしたそう。