日本代表は6月6日、国立競技場でFIFAランク1位のブラジル代表と対戦し、0-1で敗れた。雨が降りしきるなか、ブラジルの猛攻をよく凌いでいたが、75分に遠藤航がPKを献上。これを敵エースのネイマールに決められ、力尽きた。
6万3683人が訪れたこの試合は、新型コロナウイルス対策のため、「声出し応援や指笛」は禁止された。
ブラジルの大手メディア『Globo』は、このコロナ対策に注目。現場に派遣した記者が撮影した注意喚起の張り紙の写真を公式ツイッターに投稿し、こう綴った。
「日本の保健当局は、スタジアム内での叫び声や指笛を禁止している。このルールは、所々でポスターに表示され、大型スクリーンとアナウンスで強調された。ポルトガル語でもそれがあった。これはすべてコロナ蔓延を防ぐためである」
この投稿には、ブラジルのファンから「なんてこった」「酷いルールだな」「コロナ? 2021年の話だろ?」「2020年に収束したよ」「もう2022年だぞ!」「いや、我々ブラジル人が愚かなんだ」「ここではスタンドの真ん中でも物を食べ、ビール瓶を投げている」といった声が寄せられている。
厳格な対応に驚いたファンも少なくなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】ブラジル人記者が投稿し、母国のファンが驚いた国立競技場の張り紙