日本代表の森保一監督が21日、メディア対応を行った。
7月19~27日にかけて、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会が日本で開催される。国際Aマッチウィーク期間の開催ではないため、海外組選手の所属元であるクラブは招集に応じる義務がない。日本代表は国内組のみのメンバー構成となるが、森保監督は会見で「メンバー選考の方針はJクラブのレギュラー組が基本?」と問われると「そうですね」と答えた。
「まだ最終的なメンバーの絞り込みはしていませんが、大枠は考えています。基本的にはW杯メンバーに入っていく可能性がある選手たちということ、特にJ1でレギュラーとして試合に出ていること、U-23アジア杯を戦った選手たちからもA代表に来てもらうようなリストアップはしています」
また、森保監督は「これまでW杯に出場したことがある選手は、全員ではないですが、招集しない方向でいこうかなと思っています」とコメント。「状況が変わることはある」としながらも、DF長友佑都(FC東京)やDF酒井宏樹(浦和レッズ)、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)といったW杯経験組を招集外とする基本方針を示した。
日本代表にとってE-1選手権は、新戦力の発掘の場となる可能性もある。森保監督も「他の選手にチャンスを与えてもいいかなと思っています」と、チーム力の底上げを意識していた。
「E-1選手権はすごく難しいですね。今のJリーグ最強チームでいくのか、未来を見据えてやっていくのか。いろいろと考えた時に招集はとても難しく、どこを基準にするかはスタッフともすごく考えています。前回のE-1選手権は東京五輪世代を半分くらい呼んで五輪につなげつつ、Jリーグ勢も半分ほど呼んでお手本となってもらうような形をとりましたが、今回はW杯目前なので。最終的なメンバーをどうするか考えつつ、未来を考えていくメンバー構成にできればと思っています」