ワトフォードが27日、カタール代表とのフレンドリーマッチ取りやめを発表した。

プレミアリーグ復帰から1シーズンでチャンピオンシップに逆戻りのワトフォード。7月5日からオーストリアでプレシーズンキャンプを始め、最終日の10日にカタールとの試合を予定したが、サポーターの声を聞き入れる形でキャンセルを決めたようだ。

イギリス『BBC』によると、ワトフォードの複数サポーターグループはクラブがカタールとの試合決定を発表した当初から失望感を露わに。国として同性愛を違法とする反LGBTQ+の姿勢や移民労働者の不当な扱いを問題視して、支持しなかったという。

ワトフォードはクラブ広報を通じて「試合を開催すべきではないというのが明確になったため、日程を修正した」と報告。サポーターグループもこの決定に「我々の懸念に耳を傾け、カタールとの試合を中止してくれて非常に満足している」と反応した。

今年11月に幕を開けるワールドカップで中東勢初のホスト国として注目されるカタールだが、以前から人権問題に懸念の声が上がっている。