日本代表の森保一監督が18日、翌19日に開幕を迎えるEAFF E-1 サッカー選手権 2022を前に、メディア対応を行なった。
FIFAワールドカップカタール2022開幕まで4カ月を切った中、国内クラブに所属する選手のみでE-1 サッカー選手権に挑む日本代表。本大会への切符を確実にしたい選手、逆転での日本代表入りを目指す選手、今回がフル代表初選出の選手など、総勢26名を招集した森保監督は「W杯に思いを持っている全ての選手にチャンスがある。今大会でも選手たち個々の能力を見ながら、W杯に繋げていきたいと思っています。アジアでのレベルアップを測りながら、タイトルを取れるようにベストを尽くしたいです」と本大会出場に向けた熾烈なサバイバルの場であることを明かした。
また森保監督は、アジアと欧州の差について「アジアの国々は実力差が大きいので、一概に世界とアジアを比べることは非常に難しいです。我々で言いますと、世界のトップと対戦して勝利するという部分では、まだまだ追いつかないといけないところがあります。それと同時に、世界のトップとも同じ目線を持って戦いに挑み、勝利することも可能だと思っています」と言及。続けて「これまでのアジアの戦いを通して、世界のスタンダードをベースとしながら各国の強みを発揮できるスタイルをアジア全体で築くことができれば、さらにレベルアップしていけると感じています」とアジアのサッカーの現在地を分析した。
最後に、森保監督は「この3試合、できるだけ多くの選手を起用しながら大会に挑もうと考えています。今回のE-1選手権に臨む日本代表チームは、Jリーグで活躍する選手でチームを構成しました。今大会の戦いにおいて、勝利を目指す、優勝を目指しながら日本国内の選手の価値を示す、そして価値を上げる。また、日本国内のサッカーの価値観を良い方向に変える戦い方を目指していきたいです」と国内組の可能性を示したいと意気込みを口にしている。