日本代表は19日、カシマサッカースタジアムで行われた『EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会』の第1節で香港代表戦と対戦。相馬勇紀、町野修斗、西村拓真が2得点ずつを奪って6−0で勝利した。

 試合後、森保一監督は「一言で言うと選手たちがよくチャレンジしてくれた」「合わせる時間が必要ななか、与えられた時間の中で選手たちが画を合わせてくれた」と、ほとんどの選手が顔合わせから中2日という日程の中で結果を残したことを評価した。

 今回の一戦に向けては、「ミスが起こるのは当たり前だと思いながら、ミスが起こっても続けてプレーし、そのミスを修正しながらお互いの良さを出していこう」「まずはしっかりとしたフィジカルとテクニックの部分で自分の能力を出すところ。そしてメンタル的に初めて組む選手とつながる個の能力を見せて欲しい」というメッセージを送ったことを明かし、「一人ひとりが100%の力を発揮して、初めて組む選手ともしっかりつながりながら戦ってくれた」と感嘆した。

 また、今回は横浜FMの選手を多く起用するなど、所属クラブが同じ選手を多く起用することで、すり合わせる時間が短い中でもスムーズにいくように配慮。クラブによって異なるプレッシングに関しても、「トップの選手がしっかりスイッチをいれて、サイドでよりボールを奪えるように」と確認した結果が、「最初の得点が生まれたFKにつながった」と頷いた。

 次は中4日で迎える中国代表戦。今後のメンバーはまだ決まっていないものの、「できるだけスムーズにいくように、普段の彼らの活動でやっていることを生かしてチームづくりをしていきたい」と語り、「今日の試合に出ていない選手たちをできるだけ多く起用しながら準備を進めていきたい」との考えを示した。