E-1選手権の日本代表対香港代表が7月19日に茨城県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、6-0で日本が勝利した。
 
 日本は立ち上がりから香港を圧倒。開始2分に得たFKを相馬が決めると、20分に町野修斗、22分に西村拓真が自らの代表デビューを祝うゴールを記録した。40分に西村が2点目を挙げて日本は4点リードで前半を折り返すと、55分に相馬、57分に町野が追加点を奪い、大量6得点での快勝を収めた。
 
 試合後、オンラインでの取材に応じた森保一監督は「一人ひとりが持ってい力を100%発揮し、良いチャレンジをしてくれました」と振り返る。「多くの選手が中2日で挑み、かつ初招集の選手や久々の招集となった選手がほとんどなので、連係面で難しさがあったと思います。限られた時間で同じ画を描けるよう、最大限の努力をして準備してくれました」と選手たちを労った。
 
 また、報道陣から代表初出場となったGKの鈴木彩艶と右サイドハーフの水沼宏太について質問されると、それぞれ以下のように答えた。
 
 まずは鈴木の招集理由とパフォーマンスについて「ここまでリーグ戦での出場はなかったですが、ACLを含めたカップ戦では良い経験を積んでいます。世代別代表では中心選手で、特にU-23アジアカップでのパフォーマンスは見事でしたので、今回の招集につながりました。今日のパフォーマンスについても、プレーする回数は少なかったですが、勇気を持ったクロスへの飛び込みは評価したいですし、攻撃面でも落ち着いたビルドアップでチームのテンポを作ってくれたと思います」とコメント。持てるポテンシャルを評価しているのだろう。
 
 水沼については「ピッチ内外、オン・ザ・ボールとオフ・ザ・ボール、すべてにおいて彼のクオリティやキャラクターを最大限生かしてくれています。練習中やホテルで過ごす時間にもいろいろな選手に率先してコミュニケーションを図り、人と人をつなぐ役割を担っています。そのおかげで連係面も深まり、今日の試合に良い影響をもたらした面もあるのではないでしょうか」と述べる。今回のチーム最年長として、キャプテンシーを存分に発揮したようだ。
 
 第2戦は7月24日に豊田スタジアムで、中国代表と対戦する。森保監督が「今日出なかった選手を起用すると思う」と明言。国内組で編成された今大会のチームで、次戦では誰が際立つ活躍を見せるか注目だ。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部

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