日本代表の岩崎悠人(サガン鳥栖)が20日、メディア対応を行なった。

 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)がケガのため不参加となったことで、追加招集された岩崎はA代表初招集ながら、19日に行われたEAFF E-1 サッカー選手権 2022決勝大会の香港代表戦(6-0で勝利)に64分から途中出場し、A代表デビューを飾った。

 香港代表戦から一夜明け、「A代表デビューということですごい緊張したんですけど、A代表で試合に出られたことをすごく嬉しく思っています」と代表デビューの喜びを語った岩崎。追加招集されたことには「びっくりしたというのが一番大きくて、チームは5連休だったんですけど、その初日の朝に電話がかかってきて今から来て欲しいということで、ドタバタと(合宿を行う)千葉に駆けつけてきたんですけど、色んな嬉しい気持ちや今までお世話になった方に少しは恩返しできたかなといった色んな気持ちが生まれました」と突然の出来事を振り返った。

 背番号は武藤が着ける予定だった10番をそのまま着用している岩崎だが、「それ、めっちゃ嫌なんですよね(笑)」と正直な感想を口にしつつ、「追加招集で武藤選手のあとなので、それを知った時はすごい嫌だなと思っちゃったんですけど、こんな機会はめったにないので、こういう状況を楽しみたいなと今は思っています」と語った。

 また、日本代表の森保一監督については「札幌で試合に出れていないタイミングでも何度か代表に呼んでくれましたし、そういった苦しい時期に代表に呼んでくれて、自分の良さを再確認させてくれたので、本当に森保さんには感謝しています」と感謝しつつ、「今回、とにかく3連勝してE-1で優勝することだと思っています。その中で自分が結果を出してチームに貢献することはもちろんなんですけど、ピッチ内外でチームに貢献していけたらと思います」と同監督への恩返しに向けてさらなる活躍を誓った。