今大会が最後のW杯になる名手は多い
今年のワールドカップ・カタール大会では、世代に1つの区切りがつくと予想されている。この大会が最後のワールドカップになるであろう選手が多いのだ。
2大スターという意味ではアルゼンチン代表リオネル・メッシ(35)、ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド(37)の2人は最後になるか。ロナウドは40代に入ってもプレイ出来そうな予感があるが、年齢的には2人とも今回が最後になってもおかしくない。これだけでも大きすぎる時代の転換点だ。
日本と対戦するドイツからはマヌエル・ノイアー(36)、トーマス・ミュラー(32)、スペインではセルヒオ・ブスケッツ(34)も候補者か。
他にはクロアチア代表ルカ・モドリッチ(36)、ウルグアイ代表ルイス・スアレス&エディンソン・カバーニ(35)、ポーランド代表ロベルト・レヴァンドフスキ(33)、フランス代表カリム・ベンゼマ(34)、アルゼンチン代表アンヘル・ディ・マリア(34)、ブラジル代表チアゴ・シウバ(37)、ダニエウ・アウベス(39)、ネイマール(30)も最後になるかもしれない。
彼らは2010年代のサッカーを盛り上げてきたスターたちだが、時代の終わりが近づいているのは間違いない。日本も長友佑都、川島永嗣、吉田麻也、大迫勇也など、2010年代より日本サッカー界を引っ張ってきたベテラン選手たちにとって最後のワールドカップになる可能性がある。
今大会ではメッシ、ロナウド、さらに最後になる可能性があると言われるネイマールも必死で頂点を狙ってくるだろう。このあたりの意地の戦いも今大会の見どころの1つで、まずは彼らが所属クラブで迎える新シーズンにどこまで状態を上げてくるかに注目したい。ワールドカップを4か月後に控えていることもあり、新シーズン前半戦は選手たちのテンションも普段とは異なるはずだ。
また次の2026年大会からは出場チームが32カ国から48カ国に増加することもあり、今のフォーマットもカタール大会で一区切りだ。時代の節目の大会となるのは間違いなく、様々な思いの詰まった特別な大会となりそうだ。