フランクフルトの長谷部誠が26日、8月5日に開幕するブンデスリーガを全試合中継・LIVE配信する「スカパー!」が実施したオンラインイベント『22/23 ブンデスリーガ開幕&ジャパンツアー2022 発表イベント』に参加。2022年11月中旬に実施予定となっているジャパンツアーに向けた意気込みなどを語った。

 開幕に向けて合宿をしているオーストリアからオンラインで出演した長谷部は、ジャパンツアーで対戦するJクラブの所属リーグを代表したJリーグの野々村芳和チェアマンと、スカパー!のサッカー番組「Jリーグラボ」の特別版としてトークを展開。プロとなって21年目を迎える長谷部に長く活躍する秘訣や日本の若手が海外で活躍するために必要なことなどを尋ね、長谷部も自身の経験を交えながら独自の見解を語った。
 
 その後、話題が11月のジャパンツアーに及ぶと、長谷部は古巣の浦和レッズと1試合目に対戦することについて言及。「僕自身、浦和レッズを出るときにJリーグを大逆転で逃してしまった」と、勝てばリーグ優勝が決まる最終節で横浜FCに敗れ、鹿島アントラーズに逆転優勝を決められた2007年の話を持ち出し、「サポーターの方々にもちゃんと挨拶もできずに出てきてしまって、大きくなって帰ってきたいと言ってから、15〜6年が経ってしまった」とコメント。そういった背景もあり、「浦和のサポーターの前でプレーするのは特別なことだし、そういう機会があるのは感慨深いです」と心待ちにしていることを明かした。

 そして、ジャパンツアーの2試合目にはガンバ大阪と対戦することも発表となったが、その一戦に向けては「G大阪とはJリーグでも優勝争いとか、天皇杯、ナビスコでもライバルとして戦ってきた」と、ライバルとして思い入れのあるチームであることを強調しつつ、「まだ吹田でプレーしたことがないので、素晴らしいスタジアムでプレーしたいです」と、パナソニックスタジアム吹田でのプレーを楽しみの一つに挙げた。

 また、「日本の文化に触れられるのをチームメイトも楽しみにしているので、僕たちはパリ・サンジェルマン(PSG)のようにスター軍団ではないですけど、一応ヨーロッパリーグ(EL)の優勝チームなので、そこはしっかり見せたいです」と、先日まで来日していたPSGを引き合いに出し、「JリーグのチームがPSG相手に良い戦いをしていたので、大丈夫かなとも思ってます(笑)」とコメントし、笑いを誘っていた。

 浦和との一戦は11月16日(水)に埼玉スタジアム2002で、G大阪とは同19日(土)にパナソニックスタジアム吹田で開催。チケットは8月5日から順次販売され、スポーツライプ+で生中継、SPOOX・スカパー!でLIVE配信される予定となっている。