アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカ移籍に近いようだ。28日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。
鎌田大地の去就についてはイギリスメディア『HITC』が今年6月、トッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドが関心を寄せていると報道。フランクフルトが1000万ユーロ(約14億円)程度と同選手の市場価値(2200万ユーロ:約31億円)よりも低い移籍金額で売却すると予想していた。
ただフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は先月上旬にドイツメディアのインタビューに応じた際、契約延長にむけて選手サイドと連絡をとっていることを明言。その後にウェストハム・ユナイテッド移籍の噂が飛び交ったが、今夏残留が濃厚という見方が広まっていた。
しかし『レコルド』は28日になって「ベンフィカが鎌田大地獲得に向けて交渉している」と報道。オファーの内容等には触れていないものの「合意にかなり近づいている」とリポートしている。
なお鎌田大地は元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(30)のフランクフルト加入もあり、昨季までと異なり中盤センターの一角でプレー。今月1日のDFBポカール1回戦・マクデブルク戦でボランチで先発出場して2ゴールをあげると、ブンデスリーガでもここまで2試合の出場で2ゴールと結果を残している。
ベンフィカはプリメイラリーガで開幕から3戦全勝。来月開幕のUEFAチャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマン、ユベントス、マッカビ・ハイファと対戦する。フランクフルトとの契約が来年6月までである中、移籍市場閉鎖間近で鎌田大地が所属クラブを変えることはあるのだろうか。