レアル・マドリードのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデによるゴラッソが話題になっている。

■前半終了間際のスーパーゴール

 マドリードは9月11日、ラ・リーガ第5節でマジョルカと対戦した。

 チームは開幕からここまでの4戦で全勝を記録。好調を維持していたものの、ホームで行われたこの一戦で35分に先制を許してしまう。しかし、0-1のまま前半が終了すると思われた48分にバルベルデが魅せた。

 ボールを手で持ったGKティボー・クルトワがダニ・セバージョスに投げると、セバージョスは自陣中央に居たバルベルデにパス。バルベルデは徐々に加速してハーフラインを通過し、もう1段ギアを上げて敵陣を爆走する。そしてペナルティエリア右手前に来ると、中央にスペースを見つけてカットイン。ペナルティアークから左足を振り抜き、ロケットのように強烈な一撃をゴール左上に沈めた。

 たった1人で中央を突破してカウンターを完結させたウルグアイ代表MFには称賛のコメントが送られている。

「とんでもないよあなた」
「まだまだ進化が止まらないな」
「バケモン」
「乳酸が溜まるという概念、ねぇな笑」
「この推進力はほんとに凄い」

■さらに3点を追加して逆転勝利

 マドリードは後半に3ゴールを挙げる。

 まずは72分、ロドリゴ・ゴエスからのパスをもらったヴィニシウス・ジュニオールがペナルティエリア中央に侵入し、左足でネットを揺らす。

 続いて89分、右ハーフスペースを突破したロドリゴがペナルティエリア右に侵入し、最後はキックフェイントで相手選手をかわして右足一閃。スコアを3-1とした。

 そして93分、ペナルティエリア右手前からトニ・クロースが蹴ったFKに対し、ファーサイドでアントニオ・リュディガーが反応。豪快なジャンピングボレーを突き刺している。

 バルベルデの得点をきっかけに4-1の逆転勝利を収めたマドリードは、これで開幕から無傷の5連勝。欧州5大リーグで唯一の全勝を貫いている。