森保監督が欧州視察で怪我の田中へ「回復することを考えてこれからやっていってほしいと伝えたい」

 日本代表を率いる森保一監督は、4月14日に欧州視察前に囲み取材に応じた。ドイツ2部デュッセルドルフでプレーする日本代表MF田中碧は内側靭帯断裂の大怪我を負ったが、森保監督も心配の言葉をかけている。

 A代表は3月に2試合の親善試合を実施。ウルグアイ代表と1-1のドロー、コロンビア代表戦では1-2で敗戦する結果となった。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)、今年3月の代表戦にも招集されていた田中は、現地時間4月9日のリーグ第27節ビーレフェルト戦(2-2)で負傷交代。11日に内側靭帯断裂の診断を受けている。

 長期離脱が予想されるなか、欧州視察に向かう森保監督も取材で田中の怪我に言及。取材陣の「田中には会いに行くのか」という質問に対し、「まだアポイントは取っていない」としながらも「会えれば会いたい」と本心を口にした。

「本人が動けるかどうかもあるので、(状況も見つつ)JFAオフィスの人にお願いしたい。チームにも代表にも痛いことだけど、一番痛いのは本人だと思う。怪我は残念かもしれないが、1日でも早く落ち着いて、回復することを考えてこれからやっていってほしいと伝えたい」

 田中の回復を願ったうえで、森保監督は直近のパフォーマンスもしっかりチェックしていたことを明かす。「試合も映像で見ていたが、すごくいいプレーをしていた最中だった。復帰した時には、その試合のようにアグレッシブにプレーしてほしいと伝えたい」と求めるプレーの質を話していた。

 カタールW杯では、スペイン戦で逆転勝利を呼び込むゴールを決めた田中。悔しい離脱を経て、また元気な姿が見られることを森保監督も期待しているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)