サークル・ブルッヘ所属のFW上田綺世(24)は11日、MF三好康児(25)擁するロイヤル・アントワープとの一戦で先発出場したが、ノーゴールで途中交代。サークル・ブルッヘが完敗したこともあり、SNSでは同選手のFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表落選を危惧する声が上がっている。
上田綺世は今年7月1日、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。当初は本職ではないトップ下での起用がつづき、物議を醸していた。
しかしトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)との前線2トップコンビが定着すると、先月27日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節・ズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールをマーク。今月11日の第8節・ロイヤル・アントワープ戦でも前線2トップの一角で先発出場。ただアントワープに押し込まれる展開となりチャンスをほとんど作れず、86分で途中交代となっていた。
またサークル・ブルッヘはアントワープ戦で0-2と敗北。直近6試合で2分4敗と不振から抜け出せず、リーグ最下位に沈んでいる。
するとツイッターでは日本のサッカーファンから「上田綺世には同情したい試合内容」、「上田綺世が活きそうにない」、「サークル・ブルッヘは雑なサッカーしている」と、サークル・ブルッヘに対する批判が噴出。
「移籍するチームを間違った感すごい」、「ヤバいクラブに行ってしまったな」、「海外移籍失敗したな」と同選手の海外移籍が失敗という意見も上がっている。
また日本代表は今年9月にドイツ国内での強化試合を控えているほか、11月にはカタールW杯本大会に臨む。その日本代表のメンバー発表が間近ということもあり、「こんなクラブで代表に選ばれるの?」、「W杯呼ばれないかも…」というコメントも見られている。
なお上田綺世は昨年、U24日本代表の一員として東京五輪に出場。カタールW杯アジア最終予選では10試合中2試合に出場したほか、今年6月のキリンカップサッカー2022・ガーナ戦でもプレーしている。