オーストリア1部のLASKリンツに所属するFW中村敬斗が公式戦3試合連続のゴールを決めている。先制ゴールを決めてチームの開幕からの負けなしに貢献している。

■3戦連続ゴール

 オーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部)第8節、アウストリア・ルステナウ対LASKリンツが現地時間9月11日に行われた。試合は1−1のドローに終わっている。中村はこの試合にスタメン出場。前半23分にチームの先制ゴールを記録した。

 LASKは右サイドに展開すると、ボールを受けたエフティミス・クルリスが中央にクロスを供給。ニアにいたトーマス・ゴイギンガーがそのボールをコントロールしようとするもミスし、流れたボールを中村がダイレクトでシュート。ボールはゴール左を射抜いたのだ。

 中村はこれで公式戦3試合連続のゴール。ツイッター上では「中村敬斗すごいなぁ、W杯後には代表入るかな」や「中村敬斗がオーストリアで爆発している」、「日本代表に呼ぼう」などの声があがっている。

 中村のゴールで先制に成功したLASKだったが、82分に痛恨の失点。結局1−1のドローに終わってしまった。それでもLASKはここまで開幕から負けなしをキープし、絶対王者ザルツブルクに次いで2位となっている。

■現在オーストリアで爆発中

 中村はガンバ大阪からFCトゥウェンテ、シント=トロイデンVV(STVV)、FCジュニアーズ(オーストリア2部)へのレンタル移籍を経て、完全移籍を果たし今季はオーストリア1部のLASKでプレーしている。

 中村は今季の開幕戦でいきなりゴールを決めると、リーグ戦では8試合に出場5得点4アシストを記録。さらに公式戦では10試合8得点5アシストと絶好調だ。海外でこれだけの成績を残しているだけに代表で試して欲しいとの声があがるのは当然のことだろう。果たして、W杯前のA代表招集はあるのだろうか。