このペースでいけばプレミアリーグ最多記録更新も夢ではない。

■2アシストで勝利に大きく貢献

 マンチェスター・シティは9月17日、プレミアリーグ第8節でウォルバーハンプトンと対戦した。

 ここまでリーグ開幕から7試合無敗を継続しているシティは、開始直後に先制する。1分、ケビン・デ・ブライネがフィル・フォーデンからパスを受け取り、右サイドから鋭く低いクロスを供給。ゴール前でジャック・グリーリッシュがワンタッチで合わせてリードを奪った。

 幸先いいスタートを切ったシティは前半のうちに追加点。16分、ベルナルド・シウバからのパスを受けたアーリング・ハーランドがペナルティアークまで持ち運んで右足を振り抜く。ボールはゴール左下に吸い込まれ、スコアは2-0となった。

 そして69分、またしてもデ・ブライネが右サイドから低いクロスを上げると、今度はフォーデンが合わせてゴールイン。さらに突き放すことに成功している。

 デ・ブライネの2アシストの活躍もあり、シティは3-0で快勝。暫定首位に立っている。

■ジェラードに並ぶ

 これにより、デ・ブライネはプレミアリーグ通算92アシストを記録。リバプールのレジェンドで、現在はアストン・ビラの指揮官を務めるスティーブン・ジェラード監督が現役時代に記録した数字に並んでいる。

 ジェラード監督が504試合で92アシストを記録したのに対して、デ・ブライネはわずか217試合での達成した。このペースで行くと、プレミアリーグ通算で歴代最多となっているライアン・ギグスの162アシスト(632試合で達成)に到達することも非現実的とは言い切れない。

 また、今季デ・ブライネはプレミアリーグ7試合出場で6アシスト。自身が保持している、1シーズンあたりの最多アシスト記録(20)の更新も見えるペースだ。

 世界最高峰の指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプレーし、ハーランドという怪物級のスコアラーがチームメイトになった今、ベルギー代表MFのアシスト能力は最大限に引き出されている。