日本代表のMF遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)が22日、メディア対応を行なった。
23日にアメリカ代表と、27日にエクアドル代表との『キリンチャレンジカップ2022』が予定されている日本代表。欧州組が前回参加した6月の4連戦ではパラグアイ代表とガーナ代表に勝利した一方で、ブラジル代表とチュニジア代表には敗れていた。それ以来の代表活動となる遠藤は「最後のチュニジア戦なんかはすごくいい課題が見つかった」と0-3で敗れた同試合から課題が鮮明に見えたことを明かし、「そこはうまく今回の遠征に生かしていかないといけない部分だと思う」と改善しなければならない点を次のように語った。
「個人的にも代表の課題というか、(吉田)麻也さんも言っていましたけど、ビハインドだったり、うまくいかなかったときにひっくり返すゲームがなかなかないという話を最終予選の時からしていた。今回もその話をして、確かにそこは今の課題なのかなと思っている。まず明日は自分たちのある程度、戦術的なところでやりたいことは整理できているので、それを実行しつつ、言われたように少しうまくいかなかった時、ビハインドになった時に選手同士変えながらやるのもそうだし、一つの交代などは話ながらやっていきたい」
続けて、「個人的には日本語でコミュニケーションをとれるのはメリット」と語った一方で、「ただ難しいのは所属クラブでいろいろなやり方でそれぞれやっているので、そこをある意味、海外でやっている選手が多い分、主張をよくするようになってきている。それをうまくチームとしてどうあわせていくかというところがある」と難しさも口にした。
それでも、「意見を言うことは悪くないと思うので、最終的にやるところに対してチームとして変えながらやれるか。そこはやっていけると思っている」と自信をのぞかせた。
また、23日に行われるアメリカ代表戦は「仮想ドイツというイメージではない」とFIFAワールドカップカタール2022の初戦となるドイツ代表戦を意識することはないと強調した遠藤は「アメリカにどうやって勝てるかを考えてプレーしたい」と同試合に向けて意気込みを語った。
「ドイツのミーティングをした理由は、ある程度、今からチームとしてイメージを持つことがメイン。明日の試合はアメリカがやっているプレーを頭に入れながらプレーして、そこでどういうふうに自分たちが優位になるのか、勝ちに持っていけるかにトライしたい」