サッカー日本代表は23日、キリンカップサッカー2022でアメリカ代表と対戦。FIFAワールドカップ・南アフリカ大会とブラジル大会出場経験を持つ大久保嘉人氏が、シャルケ所属DF吉田麻也のプレーに対して注文をつけた。

 吉田麻也はロシアW杯後に長谷部誠が代表引退して以降、キャプテンとして日本代表をけん引。カタールW杯や今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022全試合で先発出場していた。ただキリンカップサッカー決勝チュニジア戦では2失点に関与すると、試合後に批判を浴びていた。

 そんな吉田麻也はアメリカ戦でも先発出場。アーセナル所属DF冨安健洋やVfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝とセンターバックコンビを組んでいた。しかし後半35分、自らドリブルでハーフウェイライン手前まで持ち上がったところでボールロスト。ショートカウンターを許すると、リーズ・ユナイテッド所属FWブレンデン・アーロンソンにシュートを放たれている。

 するとTV中継で解説を務めていた大久保嘉人氏は、ピンチの直後に「この時間帯で吉田麻也のミスからピンチを招いた。集中することが大事」と苦言。「スペインやドイツだと、こういうミスを見逃してくれない。確実にゴールを奪ってくる」と厳しい見解を示している。

 吉田麻也は今年7月にシャルケへ加入。副キャプテンを任せられる中、今季ここまでブンデスリーガ全試合で先発出場している。ただ先月末のウニオン・ベルリン戦で5失点に関与。今月はじめのVfBシュツットガルト戦では相手FWサイラスに何度もドリブル突破を許すと、現地メディアから「スピード不足でブンデスリーガで通用するか疑問」と指摘されている。