9月23日、親善試合で韓国代表とコスタリカ代表が対戦。この試合ではコスタリカの神童と呼ばれる18歳のFWジェイソン・ベネットが躍動した。

■韓国から2発

 サンダーランドに所属する若きアタッカーのベネットは、この韓国戦で先発出場。すると、代表7キャップ目にして嬉しい初ゴールをマークした。

 0-1ビハインドで迎えた41分、右サイドからの味方のクロスがファーサイドに流れてくると、そこに飛び込んで左足でゴール。前半終了間際にチームを同点へと導いた。

 代表初得点を決めたベネットは止まらない。1-1のまま迎えた63分、今度は左サイドからクロスが上がると、またしてもボールはファーサイドへ流れる。ここに詰めていたのはベネット。左足でしっかり押し込み、逆転弾を奪っている。

 85分には韓国の絶対的エースであるソン・フンミンにゴールを許し、2-2に追いつかれて試合終了となったが、ベネットは十分なインパクトを残した。

 17歳2か月というコスタリカ史上最年少デビューを記録している同選手は、カタール・ワールドカップ(W杯)でも日本代表の脅威になるだろう。

■敵はドイツ、スペインだけじゃない

 カタールW杯グループステージのドローイングにより、日本はドイツとスペインという世界的強豪国と同組に。もちろん国内では大きな話題となり、防戦一方の試合が予想された。

 ただ、至極当然のことではあるが、グループステージは4か国で構成される。ニュージーランドとの大陸間プレーオフを制してラスト1チームに滑り込んだのが、このコスタリカだ。

 明らかに格上であるドイツ、スペインとの試合では引き分けによる勝ち点1でも御の字とされるが、日本と同格(もしくは日本がやや格下)であるコスタリカ戦では、勝利を狙いたいところ。

 敵はドイツ、スペインだけではない。2試合目に迎えるコスタリカとのゲームで、2大会連続の決勝トーナメント進出を手繰り寄せたい。