レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが見せたプレーが、SNSで話題になっている。

■ガーナ戦で快勝

 ブラジル代表に招集されているヴィニシウスは、9月23日に行われたガーナ代表との親善試合にスターティングメンバーとして出場。60分すぎまでプレーした。

 試合はブラジルが圧倒する。

 9分、右CKを蹴ったハフィーニャのボールに対してマルキーニョスがゴール前で合わせる。打点の高いヘディングシュートで幸先よく先制点を奪った。

 28分には、ペナルティエリア入り口付近でパスをもらったリシャルリソンがワンタッチでシュート。トッテナムFWの右足から放たれたボールは鋭くゴール右下へ向かって行き、ネットに突き刺さった。

 そして40分にも再びリシャルリソンがゴールを奪う。敵陣左サイドの深い位置でFKを得ると、ネイマールのボールに対してニアサイドへと飛び込んだ。フリーの状態で見事なヘディング弾を叩き込み、さらに突き放すことに成功する。

 結局、前半で3ゴールを奪ったブラジル代表が3-0で勝利を収めている。

■アウトサイドで鮮やかにクロスを上げる

 快勝したこの試合においてヴィニシウスは前半、鮮やかなプレーでスタジアムを沸かせていた。

 まずは左サイドでボールを受けて、そのままペナルティエリア左へ侵入。すると、対面したDFの横を射抜くように右足アウトサイドでクロスを上げる。ボールはGKとDF陣の間を抜けてファーサイドへ飛んでいった。これにハフィーニャがフリーで合わせたが、外してしまいゴールにはならず。それでもこのスーパープレーを『ESPN FC』がツイッターで取り上げると、1.3万件以上のいいねが付けられ、「何てパスだ」など称賛の声が寄せられた。

 さらに、このようなアウトサイドを使ったパスは、マドリードで共闘しているクロアチア代表MFルカ・モドリッチの得意技であるため、「モドリッチから影響受けてる」といったコメントも見られた。

 銀河系軍団の一員として昨季覚醒し、ワールドクラスの選手へと成長したヴィニシウス。このクロスがモドリッチからの影響を受けたものかどうかは定かではないが、同僚から日々多くの刺激を受けて様々なプレーを吸収していることには違いないだろう。