1986年のメキシコ大会以来、9大会ぶりにW杯に出場することとなるカナダだが、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた新ユニフォームは存在しない。

【写真】好評も不評もなし…新調されなかったカナダ代表のW杯ユニフォーム

世界各国のW杯に向けた新ユニフォームが発表され、9月のインターナショナル・マッチーウィークでは各地でお披露目。大きな話題となっている。

日本代表も「ORIGAMI」のコンセプトで作られた新ユニフォームが23日のアメリカ代表戦でお披露目となり、世界でも高く評価を受けている。

しかし、ナイキがサプライヤーを務めるカナダに関しては、これまでと同じデザインのものを着用することとなった。

ナイキは「2022年のカナダのキットは、カナダサッカーのキット開発サイクルが異なるため、過去1年間使用してきたものと同じものになる」と発表している。

カナダの国旗のカラーでもある赤と白の配色で作られており、ホームは赤、アウェイが白となっている。

特にデザイン性はなく、左胸にはカナダの象徴でもある楓を象ったサッカー協会のクレストが入っている。

今回の対応に対して、選手たちはかなり反発しており、カタール代表との親善試合では、ゴールを決めたジョナサン・デイビッドがゴールパフォーマンスで右胸に手を当て、ナイキのマークを意図的に隠すパフォーマンスを披露。これは抗議の意を示しているといわれている。

【写真】好評も不評もなし…新調されなかったカナダ代表のW杯ユニフォーム