ブラジルサッカー界の至宝、ネイマール。サントス時代には南米年間最優秀選手賞を2度獲得し、ブラジル代表としてはペレに次ぐ2位の得点記録保持者。2016年にはリオ五輪にOA枠で出場し、金メダルを獲得している。
世界最高峰の選手と言えるネイマールについて『ネイマール ブラジルの絶対的エース』(KADOKAWA)では驚異的な技術や、彼のトレーニングについて綴っている。
ネイマールは左右どちらの足でも思った場所にボールを蹴ることができる驚異的なテクニックを持つ。巧みなパスはもちろん、ディフェンダーを引きはがす「ネイマール・チョップ」は一級品だ。フルスピードのドリブルテクニックに、それを可能にするボールコントロールは、どれも試合の見どころといっても過言ではないだろう。
ネイマールは幼少期からストリートでの試合を重ね、フットサルをプレーすることでボールコントロール技術を磨いてきた。父親が元サッカー選手だったことから、サッカーに取り組むための心構えも教え込まれている。
ネイマールはトレーニングについて「つねに上達し続けることが大事だ。ぼくは小さなとき父さんから、限界まで疲れはててからトレーニングを終わらせることを教わった。今でもちゃんと守っているよ」と語っている。
ネイマールがヨーロッパに活躍の場を移す際には、バルセロナの監督になったルイス・エンリケの助けもあり、徐々にフィジカル面でも強い選手へと成長。ネイマール自身も肉体面の強化に力を入れた。
その結果は顕著に表れ、彼がいかにストイックにトレーニングをしているかを証明した。ネイマールは豊富なトレーニングをこなすことによって、常に最上級のパフォーマンスを生み出しているのだ。
ネイマールの身長は174センチ。サッカー選手としては決して高い方ではないが、たゆまぬ練習を積み上げることによってトッププレイヤーであり続けている。