10月5日、レアル・ソシエダがクラブ公式ツイッターを更新。投稿した2枚の画像が話題となっている。

 この日公開された画像の1枚は、日本のサッカー漫画『キャプテン翼』の1シーン。主人公の大空翼がピッチの上でボールを持つも、相手選手5人に囲まれた瞬間だ。自分の足元でコントロールしながらもキープしている姿が描かれている。

 もう1枚の写真は、久保建英の実際の写真。10月2日に行われたジローナ戦でのイチ場面を切り取った写真だが、ボールを持つ久保が相手選手4人に囲まれている。相手選手が重心をかけて久保からボールを奪おうとする様子が確認できるが、久保は足元でキープしている。

 そう、この2枚はほぼ同じシチュエーション。レアル・ソシエダは、2人の“日本人”の似た姿を比較するかのように公開したのだ。囲んでいる人数が5人か4人かという違いはあるが、久保はラ・リーガの舞台でまさに同じような状況を作り出したことになる。

 この投稿には以下のようなコメントがあった。
「久保くんと翼くんがシンクロしている」
「リアル翼君」
「二人の偉大な日本人」

 このツイートには1300以上のいいねが付き、140以上のリツイートがなされる反響となっていいる。

■1ゴール1アシスト

 この試合は乱打戦となった。ソシエダが先制したのを皮切りに、ホームチームが2点を返し、さらにソシエダとジローナが1点ずつ奪う。そして、後半21分にソシエダが4点目を奪うと、同26分に久保建英が5点目を奪っていた。試合は5-3でソシエダが制し、久保自身は先制点のアシストも含めて1ゴール1アシストを記録していた。

 今季からソシエダでプレーする久保だが、「理想の環境」であることを明かしており、実際、“リアル・キャプテン翼”のような場面まで生まれた。この好調さのままカタールワールドカップでも大暴れしてほしい。