日本代表DF中山雄太がこの先試練を味わうことになるかもしれない。

ハダースフィールド・タウンは4日、チャンピオンシップ第13節でルートン・タウンと対戦した。

降格圏に低迷するハダースフィールドは9月29日に成績不振でダニー・スコフィールド監督を解任し、マーク・フォザリンガム監督を招へいしていた。

代表活動から戻り、突如監督が交代したことになる中山。1日に行われたレディング戦では先発出場していた中、ルートン・タウン戦ではメンバー外となっていた。

ケガも心配された中、ルートン・タウン戦後にフォザリンガム監督が中山について言及。問題はないとした。

「問題はない。ユウタは良い選手で、元気だ。先週、代表の活動で1週間離れていたので、彼はここで私のトレーニングのやり方を見つけなければいけない。彼は2日間のトレーニングを受けただけだ」

これまで新天地でレギュラーとしてプレーしてきた中山。スコフィールド監督が期待を寄せていたということも大きいが、監督交代で出番を失う選手は少なくない。

今回もその可能性が高く、フォザリンガム監督はメンバーメンバー選考の基準に言及。トレーニングでのアピールが重要になると語った。

「チームやスターティングイレブンを選ぶとき、私は彼らがどのようにトレーニングしたかを重視する。そのために、戦術的なことではなく、彼らがどのようにトレーニングしたかが重要となる」

「トレーニングにおける彼らのコミットメントとはどのようなものなのか。彼らは虎の目を持っているのか。デュエルに勝つために腹に火がついているのか。これが私が焦点を当てていることであり、チームを選ぶ理由だ。変わることはない」

ルートン・タウン戦では、マンチェスター・シティのU-19イングランド代表DFルーク・エムベテ(19)が同じポジションで起用されていた。将来有望なイングランド人選手。中山がメンバー外になったのはたまたまなのか、それともこの先も続くのか。いずれにしても、トレーニングでしっかりとアピールしなければ、カタール・ワールドカップ(W杯)までの期間のプレー時間が限りなく減ることになりそうだ。