VfBシュツットガルト所属のMF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)はFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、状態面で不安を抱えている。そんな中、VfBシュツットガルトペッレグリーノ・マタラッツォ監督が両選手の現状を語った。7日、ドイツ紙『ヴァイブリンゲン』が伝えている。
遠藤航は昨季につづき今季もキャプテンを務める中、ここまで公式戦全試合で先発出場。ただ今月1日のブンデスリーガ第8節・ボルフスブルク戦では62分に右足からシュートを放った直後にピッチに座り込むと、プレー続行不可能に。68分で途中交代となっている。
一方の伊藤洋輝は、海外挑戦1年目から3バックの一角でレギュラーをつかむと、今季もここまで公式戦全試合でフル出場。ボルフスブルク戦でもフル出場していたが、筋肉系トラブルを抱えている。
両選手は今週なかばから個別メニューを消化しているものの、7日の時点で全体トレーニングには合流していない模様。『ヴァイブリンゲン』は「遠藤航と伊藤洋輝は(9日開催の)ウニオン・ベルリンに間に合うか?」と見出しをうち、両選手のコンディションを不安視している。
ただ一方でマタラッツォ監督は7日の記者会見で「遠藤航と伊藤洋輝は、ヴォルフスブルク戦の後、痛みを抱えていた」とコメント。コンディションの回復度合いについて具体的な言及は避けたものの「ウニオン・ベルリン戦ではふたりともプレーできると思っている」と楽観的な見方を示している。
なおVfBシュツットガルトは今季ブンデスリーガでいまだに勝利がなく、3分5敗で18クラブ中16位に低迷。一部のドイツメディアが監督交代の可能性を報じているだけに、マタラッツォ監督としては主力選手である遠藤航と伊藤洋輝に頼っていると考えられる。