ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は、FIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバー入りの可能性がある。その南野拓実が初戦で激突するドイツ代表の特徴を語った。13日、フランスメディア『complete sports』が伝えている。

 日本代表は今年6月の強化試合でパラグアイ代表、ブラジル代表、ガーナ代表、チュニジア代表と対戦。先月ドイツで行われたキリンチャレンジカップ2022では、アメリカ代表相手に2-0と勝利。エクアドル戦では前半から防戦一方の展開となる中でも0-0で終えるなど、一定の収穫を得ている。

 また11月1日にカタールW杯日本代表メンバー26名が正式決定するほか、カタールW杯開幕直前の17日にはカナダ代表との強化試合を実施。23日のグループリーグ初戦でドイツ代表と激突するほか、コスタリカ代表やスペイン代表とも対戦する。

 その日本代表の対戦相手であるドイツ代表は、2014年のブラジルW杯で優勝。欧州屈指の強豪国として実績を積み重ねていたが、2018年のロシアW杯では韓国代表やメキシコ代表相手に敗北。1勝2敗でグループリーグ敗退となっていた。

 そんなドイツ代表の印象について南野拓実は「オーストリアのレッドブル・ザルツブルクで5年ほどプレーしていたため、ドイツの選手たちのメンタリティには慣れています。彼らはプライドを持ってプレーしていますね」と、ドイツ語圏内であるオーストリアでの経験を踏まえてコメント。

 「2018年のロシアW杯で彼らは韓国に敗れて、グループリーグで敗退しています。日本代表との一戦では、同じ過ちを犯さないように集中すると思いますよ」と、格下である日本代表に対して十分警戒しているとの見解を示した。

 なお南野拓実はカタールW杯アジア最終予選で主力選手という立ち位置だったが、アメリカ戦では出番なし。エクアドル戦でもほとんどチャンスを作れず、後半途中でピッチを後にしていた。

 また今年6月に出場機会を求めてリバプールからASモナコへ完全移籍。しかしASモナコでもフィジカル面を重視する戦術にフィットせず、再三にわたり低調なパフォーマンス露呈。先月18日のリーグアン第8節・スタッド・ランス戦で移籍後初ゴールを挙げたものの、直近数試合ではスタメンから外れる機会が続いている。