日本は2018年ロシア大会に続いて決勝トーナメント1回戦で敗退
森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。120分の激闘の末にPK戦にもつれこんだが、PKスコア1-3で敗れ、ベスト8の夢には手が届かなかった。韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は、「越えられないベスト16、また涙した日本」と伝えている。
立ち上がりは強くプレスに出た日本は、MF伊東純也からの低いアーリークロスにFW前田大然が飛び込む形でチャンスを作った。今大会で勝利したドイツ代表やスペイン代表との試合に比べ、日本がボールを最終ラインからつないで攻撃につないでいく回数が増やせた一方で、奪われた後の速攻を仕掛けられる場面もある一進一退の展開になった。
時にシンプルな前線へのボールを織り交ぜるクロアチアがゴール前に迫る回数が増えていったが前半終了間際の43分、日本は右コーナーキックからショートでつなぎ、堂安が角度を作った状態から中央へクロス。そのこぼれ球を前田が蹴り込んだ。日本が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。
交代なしで突入した後半、日本は同10分に失点を喫する。DFデヤン・ロブレンが右サイドの敵陣中央から右足でクロスを上げると、ペナルティーエリア中央で反応したMFイバン・ペリシッチが頭で合わせ、同点に追い付かれた。
1-1のまま延長戦に突入したなか、同前半、後半でもスコアは動かず試合はPK戦に突入。先攻の日本は1人目のMF南野拓実、MF三笘薫が失敗。対するクロアチアは2人とも成功させてリードを奪う。日本は3人目のFW浅野拓磨が決め、クロアチアは3人目のMFマルコ・リヴァヤのシュートが左ポスト直撃。しかし、日本は4人目のDF吉田麻也が止められてあとがなくなり、クロアチアの4人目が決めて勝負は決した。
韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「越えられないベスト16、また涙した日本」と見出しを打ち、「日本がまた16強で敗れた。2018年の決勝トーナメント1回戦では、ベルギー相手にW杯の歴史の中でも指折りの名勝負を繰り広げたが敗れ、それに続いてまた16強で陥落した」と伝えている。(FOOTBALL ZONE編集部)