ラ・リーガ第10節が19日に行われ、MF久保建英が所属するレアル・ソシエダがマジョルカと対戦した。久保は先発出場し、75分までプレーしている。
リーガとヨーロッパリーグでともに好調を維持し、現在公式戦7連勝中のソシエダ。この日も前線には、良い連携を見せるアレクサンダー・セルロートと久保が並ぶ形でスタートした。なお、久保にとっては昨季を含めて2シーズンに渡りプレーした古巣との対戦となった。
試合は開始早々に動く。4分にソシエダはCKを得ると、ブライス・メンデスのキックにミケル・メリーノが合わせる。フリーの状態で放ったヘディングシュートがゴールに突き刺さり、ソシエダが幸先良く先制に成功した。
1点ビハインドとなったマジョルカは、13分にダニ・ロドリゲスのラストパスに抜け出したアンヘル・ロドリゲスがワンタッチがゴールを狙うも、シュートはバーに弾かれる。ポゼッションを握り追加点を狙うソシエダは25分、ダビド・シルバのパスから久保が抜け出し一対一を迎えるも、シュートはGKプレドラグ・ライコヴィッチの正面に当ててしまい、決め切ることができない。
前半はソシエダの1点リードのまま折り返すと、58分、ソシエダはアンデル・ゲバラのシュートがポストに当たる。そこからマジョルカはカウンターを仕掛けると、抜け出したアマト・エンディアイェが自らドリブル突破からゴールを陥れた。しかしVARの結果、アマトが抜け出したシーンでファールが認められ、得点とはならない。
ヒヤリとしたソシエダは67分、セルロートのパスを受けた久保がボックス手前からゴールを狙うも、シュートはわずかに枠の上へ。さらに直後、またしてもセルロートのパスから久保が決定機を迎えたものの、今度はGKのセーブに阻まれチャンスを生かすことができない。試合は終盤にかけてマジョルカペースになると、ソシエダはGKアレックス・レミロの好セーブなどでなんとか耐え凌ぐ。
試合はこのまま終了。終盤は苦しい展開になったものの、メリーノのゴールを守りきって勝利したソシエダは、これで公式戦8連勝を達成。ラ・リーガの順位表では、ドローに終わったアトレティコ・マドリードをかわして3位に浮上した。
次節、レアル・ソシエダは22日にバジャドリードと、マジョルカは同日にバレンシアと、ともにアウェイで対戦する。
【スコア】
レアル・ソシエダ 1-0 マジョルカ
【得点者】
1-0 4分 ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)