元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、急逝した元同国代表FW工藤壮人氏の訃報に際し、コメントを寄せた。23日に日本サッカー協会(JFA)が公式サイトで伝えている。
テゲバジャーロ宮崎でプレーしていた工藤氏は、今月2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌日に医療機関を受診。検査の結果、水頭症の診断を受けて入院していた。11日には手術を行って療養していたものの、その後容態が悪化。17日からは集中治療室(ICU)にて治療に専念していたが、21日に32歳の若さで亡くなった。
柏レイソル時代の2013シーズンにJ1リーグで19得点を挙げるなど活躍し、同年にザッケローニ元監督の指揮下で日本代表デビューを果たした。国際Aマッチでは通算4試合に出場し、2得点を記録。EAFF東アジアカップ2013の優勝に貢献した。
ザッケローニ氏は工藤氏の訃報を受け、次のようなコメントを発表した。
「工藤壮人選手の突然の訃報に接し、非常に驚いています。ここに謹んで哀悼の意を表します。彼の日本代表チームへの貢献、特に2013年の東アジア選手権での献身的なプレーが目に焼き付いています。日本代表は私の第二の家族です。彼のご家族や全ての関係する人たちと共にありたいと思います」