ブンデスリーガ2部第14節が28日に行われ、マクデブルクがホームにハイデンハイムを迎えた。同試合で、マクデブルクに所属しているMF伊藤達哉が今シーズン初ゴールを記録している。
マクデブルクは前節終了時点で4勝1分8敗の勝ち点「13」で15位に沈んでいた。それでも、前節は敵地で行われたハンブルガーSVとの一戦を3-2で制しており、勢いに乗るためにも重要なホームでの一戦を迎える。対戦相手のハイデンハイムはここまで6勝5分2敗の勝ち点「23」で、昇格を争う4位につけている。上位陣との一戦に向け、伊藤は2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は23分にデニス・トマラの得点でハイデンハイムが先手を取る。追いかける展開となったマクデブルクは、後半開始と同時に2名の選手交代を実施し、伊藤がピッチに送り出された。下位脱出のためにホームで負けられないマクデブルクだったが、なかなか得点を挙げられず、試合は後半アディショナルタイムに突入。このまま試合終了かと思われた90+3分、再び試合が動いた。右サイドからのパスをペナルティエリア手前で受けた伊藤が、ドリブルで寄せてきた相手選手を1枚かわす。ボックス内で迷わず右足を振り抜くと、シュートは相手選手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。
試合はこのままタイムアップ。マクデブルクは連勝こそ逃したものの、伊藤の価値ある同点弾でなんとか勝ち点「1」をもぎ取った。次節、マクデブルクは11月6日に敵地でニュルンベルクと対戦する。一方、ハイデンハイムは5日にパーダーボルンとの上位対決に臨む予定だ。
【スコア】
マクデブルク 1-1 ハイデンハイム
【得点者】
0-1 23分 デニス・トマラ(ハイデンハイム)
1-1 90+3分 伊藤達哉(マクデブルク)