【プレミアリーグ】ブライトン4 – 1チェルシー(日本時間10月29日/アメックス・スタジアム)

 ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、2022-23シーズンのイングリッシュ・プレミアリーグ第14節、ホームのチェルシー戦にケガから復帰後でいきなり今季初先発。前半5分には今季初アシストを決めるなど、元指揮官が率いる強豪チェルシーを相手に“初物尽くし”で躍動し、チームの勝利に貢献。三笘を先発起用したブライトンのデ・ゼルビ新監督に6試合目にして新天地での初勝利をプレゼントした。

【映像】三笘薫、初アシストでディフェンス2人を翻弄

 三笘は10月14日に行われた第11節のブレントフォード戦で右足首を負傷し、2試合の戦線離脱を余儀なくされた。好調を維持する中での負傷離脱はチームやファンはもちろん、来月にカタールW杯を控えた日本代表にも衝撃を与えた。しかし27日、クラブ公式ツイッターにおいて順調な回復と練習への復帰が報告されていた。

 この試合は、今季開幕から好調ブライトンを指揮していたグレアム・ポッター元監督が率いるチェルシーとの対戦。チェルシーは開幕6戦で3勝2敗1分けとスタートダッシュに失敗したことを受け、9月7日にトーマス・トゥヘル監督を解任。ポッター監督と5年契約を締結。ポッター監督は今季序盤で好調なスタートを切ったブライトンを離れた。

 一方、第9節のリヴァプール戦からブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ新監督は3敗2分けとここまで勝ちに恵まれず苦しんでいた。そんな中、監督の起用に初アシストというこれ以上ない形で応えた三笘。来月1日に控えたカタールW杯の日本代表発表に向けた三笘の猛アピールは、ブライトンはもちろん、日本のファンにとっても明るい材料となった。

 なお、チェルシーのポッター監督はチェルシーに移籍後、初黒星。皮肉にも今季開幕を迎えたブライトンのホームで苦汁をなめることとなった。(ABEMA/プレミアリーグ)