プレミアリーグ第14節が29日に行われ、ブライトンとチェルシーが対戦した。
ロベルト・デ・ゼルビ監督就任後、2分け3敗とここまで勝利のないブライトン。足首の負傷で戦列を離れていた三笘薫が復帰を果たし、プレミアリーグでは初先発出場を飾った。一方、今季途中にブライトンに離れたチェルシーのグレアム・ポッター監督にとっては古巣対決となった。
試合は序盤から攻勢に出たホームのブライトンが先制に成功する。5分、敵陣高い位置でレアンドロ・トロサールがパスカットをすると、こぼれ球を三笘が拾ってそのままドリブルでペナルティエリア内へと侵入。相手DF2人を引きつけ左足で中央へとパスを出すと、ボールを受けたトロサールがGKをかわしてネットを揺らした。なお、三笘にとってはプレミアリーグ初アシストとなった。
勢いに乗ったブライトンはその後、14分に右CKから最後は相手MFルベン・ロフタス・チークのひざに当たってネットを揺らし、オウンゴールで追加点を挙げた。さらに、42分にはモイセス・カイセドのスルーパスからペルビス・エストゥピニャンが左サイドを突破し折り返すと、これをクリアしようと滑り込んだDFトレヴォ・チャロバーの足に当たってボールはゴールイン。ブライトンが3点をリードして前半を折り返した。
対するチェルシーは、後半開始直後の48分にコナー・ギャラガーのクロスにカイ・ハフェルツが頭で叩き込み1点を返した。その後はチェルシーがボールを保持する展開が続いたものの、得点を奪うことはできず。後半アディショナルタイムにはブライトンのパスカル・グロスがダメ押しゴールを挙げ、試合はこのまま4-1でタイムアップを迎えた。
今夏に主力と指揮官を引き抜かれた因縁の相手に快勝したブライトンはデ・ゼルビ監督体制で初白星を飾った。なお、勝利に貢献した三笘は73分までプレーした。対するチェルシーはポッター監督就任後、公式戦10試合目にして初黒星となった。
次節、ブライトンは11月5日にアウェイでウルヴァーハンプトンと対戦。一方、チェルシーは11月2日のチャンピオンズリーグ(CL)・ディナモ・ザグレブ戦後、6日にアーセナルをホームに迎える。
【スコア】
ブライトン 4-1 チェルシー
【得点者】
1-0 5分 レアンドロ・トロサール(ブライトン)
2-0 14分 オウンゴール/ルベン・ロフタス・チーク(ブライトン)
3-0 42分 オウンゴール/トレヴォ・チャロバー(ブライトン)
3-1 48分 カイ・ハフェルツ(チェルシー)
4-1 90+2分 パスカル・グロス(ブライトン)