リヴァプールに所属しているブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、FIFAワールドカップカタール2022に臨むブラジル代表メンバーから落選したことを受け、自身の公式Instagram(@roberto_firmino)に率直な想いを綴った。
今シーズン、リヴァプールで好調をキープしているフィルミーノは、プレミアリーグ13試合を消化した段階で12試合出場6ゴール3アシストを記録している。チャンピオンズリーグでも全6試合のピッチに立ち2ゴールをマーク。最前線だけでなく1.5列目に入る試合も多く、リヴァプールの攻撃陣を支えている。
このような状況の中、フィルミーノは9月の国際親善試合でおよそ1年ぶりにブラジル代表に復帰。2試合ともに出場はなかったものの、クラブで充実のシーズンを過ごしていたことから、FIFAワールドカップカタール2022のメンバー入りは当落線上と見られていた。
しかし、7日に発表されたブラジル代表メンバー26名の中にフィルミーノの名前はなかった。ブラジル代表は前線の層が厚く、チッチ監督はリチャーリソン(トッテナム/イングランド)やガブリエウ・ジェズス(アーセナル/イングランド)などを選出。フィルミーノは惜しくもメンバー入りを逃し、2大会連続のW杯行きは叶わなかった。
フィルミーノは自身の公式Instagramを更新し、「たくさんの愛がこもったメッセージをありがとう」とファン・サポーターに感謝の言葉を伝えた。「ワールドカップは全ての選手にとって夢であり、僕にとってもそれは同じことだ。昨日は、僕がこれまでに想像したり夢見ていたようにはならなかった」と心境を明かしつつも、「だが、僕のこれまでのキャリアを振り返ると、既にこの夢を叶えさせてくれて、他にも多くの夢を実現させてくれた神様に感謝の心を持つことができる」とコメント。以下のように続け、選ばれた仲間へエールを送った。
「招集された仲間に敬意を表するとともに、祝福の言葉を伝えたい。これまでも、そしてこれからも、国を背負って戦うのは光栄なことだ。僕は神様がベストを尽くしてくれたことを確信している。エクサへの(6度目のW杯優勝)挑戦を応援するよ」
ブラジル代表はグループGに入っており、24日にセルビア代表と、28日にスイス代表と、12月2日にカメルーン代表と対戦する。