ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAでは、グループごとにW杯出場国の見どころを解説。グループEを「サプライズの双璧が牙を研ぐ」と紹介した。
グループEは8か国しかないW杯優勝国のうち、ドイツとスペインが同居する厳しいグループだ。その優勝候補に挑むのが、サプライズを起こしてきた日本とコスタリカの2チームだ。
【映像】日本がジャイアントキリングを狙う
日本は決勝トーナメントには3度進出。いずれも格上ぞろいのグループを突破して世界を驚かせてきた。
そして、日本はドイツを知る選手が多い。昨シーズンのヨーロッパリーグ優勝を果たしたMF鎌田大地(フランクフルト)、ヒザの負傷から回復中だが、王者バイエルン相手に獅子奮迅のディフェンスを見せたDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)、脳震盪からの回復が待たれる“2年連続デュエル王”遠藤航(シュトゥットガルト)。そこに東京五輪ベスト4メンバーである久保建英やドリブルのマジシャン三笘薫、最終予選で大ブレイクした伊東純也など、個人で切り開けるタレントも揃っている。今大会でも我らが“サムライブルー”が世界にセンセーションを巻き起こすか。
「曲者」コスタリカは、2014年大会ではウルグアイ、イタリア、イングランドと優勝経験がある3か国がいる死のグループでウルグアイ、イタリアを撃破してまさかの首位突破。ベスト8まで進むという快挙を成し遂げ「大会史上空前のサプライズ」と呼ばれた。その立役者の名手ナバスは健在。守って守ってワンチャンスをもぎとる戦いがコスタリカの信条。堅守を武器にサプライズを狙う、ジャイアントキリングへの準備は整っている。
サムライブルーとコスタリカ、下馬評を覆してサプライズなるか。
photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru