11月22日に開催のカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(C組)第1節で、13大会連続18回目出場のアルゼンチンと、2大会連続6回目出場のサウジアラビアがルサイル・スタジアムで対戦した。

 最初にチャンスを掴んだのはアルゼンチン。2分にディ・マリアのクロスのこぼれ球に反応したメッシがシュートを放ったが、相手GKアル・オワイスに阻まれた。

 その後も攻勢のアルゼンチンは、10分に先制点をゲットする。6分に得たCKの際に相手のファウルを誘う。VARの介入でPK判定になると、これをメッシが左足で冷静に決めた。

 さらに、22分にはメッシ、27分と35分にはラウタロがゴールネットを揺らすが、いずれもオフサイドで得点にはならず。

 対するサウジアラビアは、ディフェンスラインを高く設定して抵抗。44分にはアル・ドサリが相手ペナルティエリア内で前進を試みたが、決定機は作れず。試合はアルゼンチンの1点リードで前半を折り返した。
 
 後半は一転、サウジアラビアが試合を一気にひっくり返す。48分にアル・マルキのくさびをアル・ブライカンが落とすと、アル・シェハリが左足を振り抜いて同点ゴールをゲット。

 さらに、53分にはアル・ドサリがPA内でドリブルして、右足を一閃。強烈な一発を突き刺した。

 アルゼンチンは64分にタグリアフィコが迎えた決定機ではアル・オワイスのビッグセーブに遭うと、72分のディ・マリアのシュートや83分のメッシのヘディングシュートもアル・オワイスに阻まれた。

 試合は、そのまま2—1で決着。サウジアラビアはジャイアントキリングを成し遂げ、アルゼンチンは連続無敗が36試合でストップした。

 次節は現地時間26日、サウジアラビアはポーランドと、アルゼンチンはメキシコと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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