カタール・ワールドカップ(W杯)グループC最終節、ポーランド代表vsアルゼンチン代表が11月30日に行われ、0-2でアルゼンチンが快勝した。
前節サウジアラビア代表戦をレヴァンドフスキのW杯初ゴールで制した首位ポーランド(勝ち点4)は、引き分け以上で突破となる中、レヴァンドフスキを最前線に、2列目に右からジエリンスキ、シフィデルスキ、フランコフスキと並べる[4-2-3-1]で臨んだ。
一方、メッシの活躍でメキシコ代表を退けた2位アルゼンチン(勝ち点3)は、勝利すれば自力突破となる中、メッシ、ディ・マリア、アルバレスの3トップで臨んだ。
立ち上がりから守備ブロックを敷くポーランドに対し、アルゼンチンが押し込む展開で推移。そんな中10分にはボックス左に侵入したメッシがGK強襲のシュートを浴びせた。
その後も押し込むアルゼンチンは29分、アクーニャのミドルシュートでゴールに迫った中、続く33分にはディ・マリアがCKから直接ゴールを狙った。
攻勢のアルゼンチンは36分、ボックス左に抜け出したアルバレスがGK強襲のシュートを浴びせると、二次攻撃でメッシがヘディングシュート。するとVARが入り、メッシの顔面にGKシュチェスニーのパンチングした手が当たっていたとしてPKを獲得した。
しかしキッカーのメッシが枠の右を狙ったシュートはGKシュチェスニーのファインセーブに阻まれ、ゴールレスで前半を終えた。
それでも迎えた後半、開始1分にアルゼンチンがゴールをこじ開ける。右サイド高い位置からのモリーナのマイナスクロスをマク・アリスターがダイレクトでシュート。左ポスト内側に当たってゴールに吸い込まれた。
先制後もメッシが攻撃を牽引するアルゼンチンが追加点に迫っていくと、60分にもマク・アリスターがボックス内から枠内シュートをマーク。
そして68分、アルゼンチンに追加点が生まれる。エンソ・フェルナンデスのパスを受けたボックス内のアルバレスがDFを背負いながらシュートを決めきった。
終盤にかけては他会場との関係もあり互いに攻めることなく時間を消化。アルゼンチンが逆転での首位通過、ポーランドがメキシコとの得失点差により2位での通過となった。