サポーターの文化もW杯を良きものとする
ドイツ相手の勝利に歓喜しながらも、現地で日本代表を応援したサポーターたちはスポーツ観戦のマナーも忘れてはいなかった。
今ではワールドカップのたびに注目が集まるが、今回のドイツ戦後も日本のサポーターたちはスタジアムで出たゴミを回収。その冷静さとマナーには英『BBC』も脱帽している。
「ドイツに対する勝利は彼らにとって大きなもので、祝賀会で夜を明かすこともできただろう。しかし日本のファンは状況に関係なく、最高のマナーと習慣があることを示してくれた。試合後のスタンドは基本的に使用済みの食品トレイや空のカップなどが散乱しているものだが、サムライブルーのサポーターがいるときは違う」
「彼らは4年前のロシアでも同じことをしていた。驚きだったのはベスト16でベルギーに敗れたゲーム、さらには今回の開幕戦となったカタールVSエクアドルという自分たちと関係のないゲームでもゴミを回収していた点だ。日本では清潔さが文化の一部となっており、幼い頃より人々に浸透している。ワールドカップで優勝できなかったとしても、彼らのサポーターはすでに勝者だ」
ドイツ戦の勝利となれば我を忘れて大盛り上がりとなりそうだが、日本のサポーターは少し異なる。ゴミ袋にゴミを集めていく姿勢には毎回世界が驚いており、ワールドカップでの素晴らしい文化の1つになりつつある。