日本代表DF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が、自身の状態について言及した。

 FIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節が23日に行われ、日本代表はドイツ代表と対戦。前半は圧倒され、33分にPKから失点し先制を許したものの、後半からシステムと選手を変更して流れを変えると、75分に途中出場の堂安律が同点弾をマーク。さらに83分には同じく途中出場の浅野拓磨が勝ち越しゴールを挙げ、2-1での逆転勝利を飾った。

 今月3日に行われた試合で右太ももを痛めた影響で、それ以降アーセナルでの試合を欠場していた冨安。そのまま日本代表に合流し、17日のカナダ代表戦には出場せずにW杯初戦のドイツ代表戦を迎えたが、後半開始からシステム変更とともに途中出場を果たし、劇的な逆転勝利に貢献した。

 それでも、2-1とリードして迎えた後半アディショナルタイム2分には、ボールが外へと出た瞬間に自陣ペナルティエリア内で座り込む場面があった。ここ数シーズンはケガの再発を繰り返していることから、冨安の状態を心配する声も上がっている。

 しかし、冨安は試合後、「あれはちょっと流れが悪かったんで、押し込まれていましたし、それであえてちょっと倒れて、流れを断ち切ろうかなという意図はありました」と戦略的な行動だったと言及。「でもメディカルを呼んじゃうと外に出ないといけないので、うまくちょっとやりました」と問題がないことを示唆した。

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